Godot Engine研究ノート2のサポートページです。
(https://techbookfest.org/product/4TTGRqssf60xCYKEEmNrQp)
ご意見、ご要望、間違いの報告などは、Issuesにお願いします。
正誤表
p95 25行目
誤「Outline thickness は、輪郭を付ける設定です。Godot 側でできるので通常は、不要です。」
正「ビットマップフォントでは、Godot側で、輪郭が設定できないようです。ここで設定すると、輪郭付きのフォントを作成できます。」
補足
入稿後に分かったことや気づいた補足です。
p80「6.4 AnimatinoTree を設定したあとのアニメの追加」
書籍の方法よりも、AnimationPlayerや、AnimationTreeのActiveを無効にするのがセオリーのようです(図1)。
設定を戻すのを忘れるケアレスミスの原因になり兼ねないため、好ましい対策とは思えません。こちら(Chris’ Tutorials. Animation Tree State Machine Setup w/ Conditions & BlendSpace2D - Godot 4 Resource Gatherer Tutorial)の動画を見たところ、Activeは無効にしておいて、スクリプトで実行時に有効にしていました。
やはり、編集中は自動的には動かさず、再生ボタンなどを用意してほしいです。
p84 16行目 ShapeCast2D、および、ShapeCast3Dのcollision_resultの説明に、colliderが抜けていた
ShapeCast2D、および、ShapeCast3Dのcollision_resultが返す配列に列挙されるDictionaryには、colliderが含まれていました。
GODOT DOCS. ShapeCast3D.collision_resultには、PhysicsDirectSpaceState3D.get_rest_infoメソッドの戻り値と同じ結果が入っていると書かれています。そこにはcolliderは含まれておらず、書籍にもそのまま書いていました。
Godot4.3で戻り値を確認したところ、接触相手のobjectのインスタンスが、colliderに代入されていました。instance_from_id関数を使って、collider_idからオブジェクトを取得しなくて済むので助かります。
ビットマップフォントのfntでエラーが出る
Godot4.3に読み込むと、fntファイルがエラーになることがありました。
Godot4.3では、アルファが無効なものは使えないようです。BMFontで出力するときに、Export optionsのChrnのAの値がglyphだと、アルファが無効で出力されるようです。outlineにすれば、問題なく出力できました。
なお、glyph設定で出力する必要があれば、次の手順で修正できます。
- fntをテキスト形式で出力する
- テキストエディターで、fntファイルを開く
- 2行目の
alphaChnl
の値を1
に修正する - 上書き保存する
本書の執筆環境
前回に続いて、今回もTechboosterさんのReVIEW-Templateを拝借して、本文の入稿データを作成しました。Windowsでの環境の構築については、以下に記載しています。